「絵本の読み聞かせは、何もない部屋で行うのが理想」
そうリハーサル中に教えてくれたのは、今回の読み手さんで
子供たちへの読み聞かせボランティアをなさっているまきこさん。
それは、気が散ってしまうだけでなく、絵本の美しさ、魅力を伝えるため・・・。
なるほど、本のある部屋の本棚を背景に絵本を開くと確かにざわつきます。
そこで、新しい試み「和室」で行ってみることに。
ふすまを後ろにすると開いたページがす~っとしみわたる。
なるほどなぁ・・・こうして選書だけでなく細部にわたり気を配られて
ボランティアのみなさんは読み聞かせをされていらっしゃるのですね。
今回のおとなおはなし会では、子供たちへのお話し会そのままをお届けする
童心にかえる・・・をテーマに。
まきこさんの小さいころの思い出の本
イギリスとアイルランドの昔話「ちいちゃい ちいちゃい」の素読から始まり
「干したから」写真・文 森枝卓士
この絵本は、石牟礼道子さん、水俣病、苦海浄土、に関心を持たれている方がお越しになることを知って選ばれた一冊でした。
少し長めの読み聞かせのあとは手遊びでリラックス♫
『兵庫のわらべうた うちの裏の黒ねこ』♪
子供にかえったつもりで?!手を伸ばしてみる^-^;
最後の絵本は
「しおちゃんとこしょうちゃん」
アンコール?!ではありませんが(^-^;
ご参加された猫好きさん方のために選ばれていたもう一冊「ミーちゃんですヨ!」を読んで
無事終了。拍手拍手 ほっとされるまきこさん・・・。
もう少しみなさんで読みあいたいような気持ちでいると
朗読を長年勉強されていらっしゃるよしえさん
体調がお悪い中お越しくださったうえ
みなさんからの~是非とも読んでください!~の声に
本棚から「茨木のり子 言の葉」を手に取って
『わたしが一番きれいだったとき』を朗読して下さりました。
真摯に向き合う美しさ
伝えること、受け取ることの大切さを感じる一瞬を
堪能させていただきました。
穏やかで優しさにあふれるお声は今も耳に残っています。
お茶を飲みながら感想を話しているうちに
それぞれのこれまでの経験をシェアしあうような語らいの場となり
必然のような出会いに感嘆しあったり
これからの一歩を心に決めてみたり
口々に「ご縁に感謝」となってゆく
きょうこさん、しのさん、のりこさん、よしえさん、まきこさん
時間ギリギリまで参加をお考えいただいてご連絡くださったひろこさん
素敵なときをありがとうございました。
声に出して読む
誰かへ向けて声に出して読んでみる、読んでもらう。
次回は好きな詩、好きな絵本、を持ち合ってみよう・・・
詩集、絵本を探しながら過ごしてみる日々
あらたな発見がありそうです・・・。
それでは
最後までこれをお読みいただきましたみなさま
ありがとうございました。
次回のご参加を心よりお待ちいたしております。
お礼の一曲 久石譲「Birthday」でした・・・♪