いつもに増して読み手Yoshieさんの緊張の伝わる本番前・・・
「朗読に集中します」と
畏敬の念からのあらわれでしょうか・・・
真心こめてお届けくださるYoshieさんのお声に緊張を感じました・・・
朗読をこよなく愛され長い年月続けていらっしゃるYoshieさんからのお届けは
御年107歳 100歳を超えられてから書かれた篠田桃紅さんのエッセイ
「七夕と紙」
最後の一文を書き写させていただきました
「天帝の孫、織女星と牽牛星が七月七日の夕べに会うことを、中国後漢の詩人が、恋人の逢瀬に見立てた詩を作ったことから、日本でも天平勝宝七年七月七日清涼殿で初めて星祭りが催されたという。以来、天上の恋に地上の恋をことよせ託すような文雅の道となり、みやびた行事として続いてきた。
あまの川に流し、打ち渡す思いの使いの紙、それは軽やかで強い生漉の和紙こそふさわしい。和紙が絶えることのないように、それを今年は星に祈りたい。」
ーお聴きになられたみなさまからのご感想ー
＊紙に墨が染み込む感じを想像しながら拝聴しました。
遠い遠い記憶に・・・親戚のお姉ちゃんたちと色のついた液に紙をつけた記憶があるんです。
美濃和紙だったら素敵
＊七夕飾りにたくさんの思いが込められる和紙 かたちだけでなく色や漉きこみ
深いことばで 心にしみてきます
＊美濃和紙のこと・・・もうすぐお盆
30年ほど前ですが、父が、なくなって新盆にデパートで買った提灯が、岐阜提灯、小ぶりで一番効果でしたが、素敵だったのでフンパツした思い出が・・・そういえば今朝父の夢を見たんです。提灯のことも思い出して。不思議な感じ。
＊美濃の和紙は版画でも使う方おります。紙質によりマチエールが違ってくるのでかなり重要なので、興味深いお話でした。
＊美濃の和紙の 提灯のあかり・・・それぞれの思いがよぎりますね。
Yoshieさんの「日本語の美しさと日本の情緒が伝わればと思い朗読させていただきました」という思い。
みなさまにしっかり届いています。
思いを馳せる時を・・・
美しい場を・・・
ありがとうございました。
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りらちゃん・りおくん♡ママさんにご協力ありがとうね
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最後に私事ですが・・・サプライズでお祝いをしていただきました( ;∀;)
ついついはしゃいでしまいましてお礼もそこそこ・・・
みなさまへ感謝を込めていつか朗読してみたいと思っている一冊を書き写させていただきます。
それでは
お聴きください・・・
ー 最初の質問 ー 詩・長田弘 絵・いせひでこ
今日、あなたは空を見上げましたか。
空は遠かったですか、近かったですか。
雲はどんなかたちをしていましたか。
風はどんな匂いがしましたか。
あなたにとって、
いい一日とはどんな一日ですか。
「ありがとう」という言葉を、
今日、あなたは口にしましたか。
窓の向こう、道の向こうに、
何が見えますか。
雨の雫をいっぱい溜めたクモの巣を
見たことがありますか。
樫の木の下で、あるいは欅の木の下で、
立ちどまったことがありますか。
街路樹の木の名を知っていますか。
樹木を友人だと考えたことがありますか。
このまえ、川を見つめたのはいつでしたか。
砂のうえに座ったのは、
草のうえに座ったのはいつでしたか。
「うつくしい」と、
あなたがためらわず言えるものは何ですか。
好きな花を七つ、あげられますか。
あなたにとって
「わたしたち」というのは、誰ですか。
夜明け前に啼きかわす
鳥の声を聴いたことがありますか。
ゆっくりと暮れてゆく
西の空に祈ったことがありますか。
何歳のときのじぶんが好きですか。
上手に歳をとることができるとおもいますか。
世界という言葉で、
まずおもいえがく風景はどんな風景ですか。
いまあなたがいる場所で、
耳を澄ますと、何が聴こえますか。
じっと目をつぶる。
すると、何が見えてきますか。
問いと答えと、
いまあなたにとって必要なのはどっちですか。
これだけはしないと、
心に決めていることがありますか。
いちばんしたいことは何ですか。
人生の材料は何だとおもいますか。
あなたにとって、
あるいはあなたの知らない人びと、
あなたを知らない人びとにとって、
幸福って何だとおもいますか。
時代は言葉をないがしろにしているーーーーー
あなたは言葉を信じていますか。
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ありがとうございました。
みなさまとともに健やかで和やかな一年を過ごさせていただけたらと思っております。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
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次回 7/17（金）～おとなおはなし会 夜の部～
Radio Gaju。ファーストナビゲーターHirocoさんからのお届けです♫
本物のラジオ感をどうぞお楽しみくださいませ。
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天候が不安定な日々ですが
みなさまどうぞお身体くれぐれもお気をつけてお過ごしくださいませ。
