おとなおはなし会

3/11~おとなおはなし会~

東日本大震災から11年目の日に迎えたおとなおはなし会

こちらのご著書より
お話しさせていただきました。

歌代幸子「一冊の本をあなたに」

おとなおはなし会にご参加いただいてますふゆみさんから2013年にご紹介いただいていた本です。
被災地の子どもたちへ絵本を届ける
3.11絵本プロジェクトいわての物語

そしてShinoさんからのお届けは
野口玲さんの写真集「こぼれおちる、光の粒のようなもの」

こちらを選ばれましたお気持ちをメッセージでお預かりしております。

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私は風景を見るのが好きです。
じっと見つめ続ける、静かな時間がとても好きです。
そうした時間に佇んでいると、そこに生まれてくるものが必ずあります。
見つめている対象と、私の内側において心を交わすような…、言葉にならなくても、確かなふれあいを感じるのです。
そのようなひとときからこぼれおちてくるものには、いつも、優しいぬくもりがあります。

今日ご紹介させていただくのは、11年前の震災で多くのものを失った地のひとつであるふくしまを撮影された写真集です。
かなしみをたたえた風景の、その中に息づいているものたちと、時間をかけてお心を交わされ、撮影されたことが沁みいるように伝わってくるお写真たちでした。

また、過日再読しました若松英輔さんの『魂にふれる』というご本の中で、いのちは皆、魂を通じて世界とふれあっていると書かれていたことを思い出しました。
誰もが自らの中に、自分であることの根源である魂を宿しており、そこを通じてあらゆるものとふれあうことができると…。

こんにちもなお、世界にはとてつもないかなしみがあり、そうした困難の中に生きている現実があります。
思いを寄せ、祈りながら…、誰もが共に同じいのちを生きるものとしてつながることができますよう、願っております。

ふくしまの美しい風景を撮影された野口玲さんの写真集、「刊行によせて」と「あとがき」のお言葉を読ませていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

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とても厳しく、こころ乱れてしまう世の中の情勢ですが
みなさまがどうか健やかにお暮しいただけますように・・・


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Gaju。 管理人
Gaju。管理人suzukiです。 管理運営担当しております。 愛猫たち(東風Cochiと南風Kaji)のときの過ごし方から 日々学ぶ今日この頃です・・・。