6/18おとなおはなし会夜の部
朗読なさった本について。
eriさんより『雨傘』の背景をいただきました
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少年と少女が雨の日に写真を撮りに行ったことを甘酸っぱく描いた話になっていますが、
実はこれは川端康成の実話を元に書かれています。
川端は当時13歳であったカフェの女中、伊藤初代に恋をしました。
(この時初代はなんと13歳です😳)
川端は結婚を決意し、川端が22歳、初代が15歳の時に岐阜の写真館で婚約写真を撮りました。
その後、料理屋を出る際に下足番から川端の傘を受け取る初代に、川端は温かく寄り添われた喜びを感じます。
この思い出を綴ったお話が『雨傘』になります。
家族の温もりを知らずに育った孤独な川端にとって、
初代と夫婦となることはこの上ない喜びであり、彼は幸せな日々を送っていました。
しかしその1か月後、川端は初代から婚約破棄を告げられ、失意に暮れてしまいます。
しかしこのことが彼の小説家として転機となり、
その後の様々な作品に影響を与えていきます。
『伊豆の踊子』も、この恋愛の想いと伊豆を旅した思い出によって作られたそうです。
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そして
ふじおさんは昨年出会った本
(日本語を味わう名詩入門)シリーズ18巻より、
詩人、工藤直子さんの詩
もうひとつは
NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」のモデルになった方で雑誌、「暮しの手帖」創業者の
大橋鎭子(おおはし しずこ)さんの
【ポケット版】すてきなあなたに02 ~スタインベルグの鏡~より
hirocoさんナビゲーションのひとときを
どうぞお聴きくださいませ♫
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