みんなの一日一文

~みんなの一日一文~”Liriko”さま

かなしみの病床でも
よろこびの花畑でも
こぼれ落ちたところがふるさと

志樹逸馬



13歳でハンセン病を発症。以後30年間「園」で生きるほかなかった志樹は、多くの詩篇を遺した。その一つにこう記す。
指が曲がって水がこぼれても、いのちの水はこの手になみなみと注ぐ。誰に顧みられなくとも、そこを拠点に「前に歩くこと/交替でなく/比較でなく/訣別でなく/」と。

若松英輔編「新編 志樹逸馬詩集」から。


ABOUT ME
Gaju。 管理人
Gaju。管理人suzukiです。 管理運営担当しております。 愛猫たち(東風Cochiと南風Kaji)のときの過ごし方から 日々学ぶ今日この頃です・・・。