「トムテ」
しんしんとひえこむま冬の農場で
ひとりねむらずに夜まわりするのは
こびとのトムテ。
北欧の人びとにしたしまれてきた
トムテをたたえて、十九世紀の著名
な詩人が、愛情をこめてうたいます。
ウィーベリのおだやかな絵は、
みる人の心をなごませてくれます。
(見開きより)
![](https://gaju.info/wp-content/uploads/2020/12/1DF91F3C-AC93-4A34-AD3F-441D10D6663C.jpeg)
だが ひとは、どこから くるのだろう。
こどもが おやになり、また その こどもが おやになる。
にぎやかに たのしく くらし、としおいて、
やがて いってしまう。
だが、どこへ いくのだろう。
トムテは つぶやいた。
「むずかしすぎる。わたしには やっぱり よく わからん。」
![](https://gaju.info/wp-content/uploads/2020/12/58A5014C-FC20-418C-BEAA-F72E7D55B6C8.jpeg)
junkoさん メッセージ
私のお気に入りは、やっぱりなんといってもトムテの愛らしさです。
難しい問題を考える時のトムテの様子、夜番で農場を回るときの様子など。
そして、さらに綺麗な雪景色がふわっと心に広がってくるところです。
12/9~こどもおはなし会~読み聞かせより
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