やがて 海原がきらきらとにわかに華やぎ
空には輝きにつつまれた夕陽があった
ごらん あれが めぐりあいの輪さ
夕陽の縁で細い銀の輪が光っていた
さっきから ひとつだけ浮かんでいた雲が
形をくずしながら クウの姿になっていく
うすみどりの目がまっすぐこっちを見ている
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クウの白い前あしが ぽんと クロの頭をたたいた
クロも ぽんとたたき返した
そして ふたりは
美しい夕べの光の中をそろって駆けていった
p48~
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おとなおはなし会ご参加
Norikoさんのお気に入りの一冊より(ご本お借りしてます♡)
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