新しい年が来るたび
新しい歳になる
あっという間に桜が咲き
あっという間に夏物セール
ちゃんと紅葉を味わわぬうちに冬が来て
あっという間にお正月
あっという間の一年、
すなわち、あっという間の一生
そのあっという間の中で起こったことが
私の人生か!
などと、今この瞬間考えている人が
この街にもたぶんたくさんいて
そういう人たちが
見上げるために
空があるのかもしれない_p81~
~
なんだか、
鏡もないのに、
自分の立ち姿が母親に似ていると感じるのは
なんでだ?
ずーっと見てきた姿だから
同じ姿勢になってると、わかるものなのかな
いや、
たぶん、そうじゃなくて
こっちからも似せていってるのかもな
子供のころは
親を懐かしいと思うことなどなかったけれど
離れて暮らしてかれこれ20年
心ではなく
からだが忘れまいと
反応している
そな感じなのかもしれません_p31~
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