すべてが予定の中に組み込まれていったときに、
いったい誰が割を食うのかということです。
それはもう間違いなく子どもなのです。
なぜなら、子どもというのは、何も持っていないからです。
知識もない、経験もない、お金もない、力もない、体力もない。何もない。
それでは子どもが持っている財産とは何か。
それこそが、一切何も決まっていない未来、漠然とした未来なのです。
~
私はそれを「かけがえのない未来」と呼びます。
だから、予定を決めれば決めるほど、子どもの財産である未来は
確実に減ってしまうのです。
私たちは、先のことを決めなければ一切動かないという
困った癖がついてしまいました。
_第3章 かけがえのない未来_p49~
ABOUT ME