一日一文 365日

一日一文 322. リルケ「リルケの言葉」より

種々さまざまの動きや変化はあっても、ただ一つの表面があるだけなのです。この考えによって、ひとは一瞬世界を考えることができました。すると全世界は単純となり、この考えにひたっている人の手の中に課題として置かれました。なぜなら、何物かが一つの生命となり得るかどうかは、けっして偉大な想念によるのではなく、ひとがそういう物から一つの手仕事を、日常的な或る物を、ひとのところに最後までとどまる或る物を作るかどうかにかかっているのです。

芸術について p90~(ロダン)


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Gaju。 管理人
Gaju。管理人suzukiです。 管理運営担当しております。 愛猫たち(東風Cochiと南風Kaji)のときの過ごし方から 日々学ぶ今日この頃です・・・。