第7回～おとなおはなし会～より

2月6日　和室にて
～おとなのための読み聞かせ～うさちゃん登場から始まるMakikoさんのこだわり絵本の世界へいざなわれます・・・

ご参加くださった方のお誕生日月にあわされてのセレクトかな
やさしくいのちを感じるような本たち

「ゆきがふってきたの」は絵がふわっと浮き出るように見えるので質問してみると
「陶板画の絵本」ということ・・動物たちの親子のぬくもりが伝わるとてもあたたかな一冊でした。

今回、語らいの場では『色』のはなしが印象的・・・きっかけは
「あおのじかん」という　いろいろなあおの紹介からはじまる絵本でもやはり日本の色の表し方が好き・・・「みはなだ色」「かめのぞきの色」
ということで、
色といえば・・志村ふくみさん。こんな文章と出会ったので書き写してみます。

宇宙の奥に暗闇があり、その前方に光が射す時、青という色が生まれる。
天に涯しない青空があり、その下に海が深い青をたたえてひろがる。それらはいずれも手にとらえることのできないティンクトゥーラ（透きとおった色）であり、闇と光の領域にあって色になりつつある光である。
ー志村ふくみ「語りかける花」より　身近きものの気配ーp246

おとなおはなし会の語らいの場でみなさまとお話ししたことは、日常に戻ってもどこか心に残っているもので、本を開いてふと出会うことばに、より一層喜びを感じます。至福のとき

さて、こちらの二冊
ご参加くださった方のご主人さまが、おとなおはなし会に行く日、ベットの上にポンっと置かれていたそうで・・・無造作のようなお話しをされてましたけれど、わたしにはそっと枕元に置いてくださった優しいご主人さまが想像できて、とても嬉しく感じました。
飛び出す絵本でとってもチャーミング♪

いつかご夫婦そろってご参加いただける日が来るかなぁ～と秘かなたのしみです。