一日一文 365日

一日一文 270. 若松英輔「100分de名著 神谷美恵子 生きがいについて」より

「心の琴線」という言葉があります。悲しみを生きている人は、実は人と共振する心の弦を持っている。そして、悲しみを経験して手にしたその弦から、他者への共感が生まれる。悲しみは、「思いやり」の源泉になると神谷はいうのです。

苦しみのなかに、悲しみの光が射してきたとき、他者を招き入れる余白が私たちの心に生まれます。悲しみを通じて他者とつながるという道が、そこに開かれるのです。

p99~第3回 生きがいを奪い去るものー悲しみの深みで他者とつながるーより


ABOUT ME
Gaju。 管理人
Gaju。管理人suzukiです。 管理運営担当しております。 愛猫たち(東風Cochiと南風Kaji)のときの過ごし方から 日々学ぶ今日この頃です・・・。