「金曜日の夜を豊かに過ごすことが出来幸せです」
と
毎回、おはなし会が終わるとご感想を下さりますH・Hさま(ありがとうございます。励みになります!)
おっしゃっていただけます通り♡
毎回毎回ご登場くださる読み手のみなさまは
ほんのひとときをどのようにお届けできるか一生懸命お考え下さります。
本当にありがたいことでございます。
昨夜のMegumiさんもそんなおひとり
お読みいただきましたのは
光野 桃~実りを待つ季節~より
「つまらない子」
Megumiさんのもっとも印象に残る一文をお聞きしました。
*なによりまわりが大人になった。波に削られた石のように人々はまろく、心優しい。それに触れるとき、つくづく大人っていいものだ、大人になって助かった、とわたしは思う。
*この子はまだこの先ずっと、わたしと同じように友だちで苦労を重ねるのだろうか。機転が利かず、テキパキと物事に対処できないつまらない子として、長い集団生活をつらい思いで過ごすのだろうか。しかし、もはや彼女について学校へ行き、その盾となってなみいる敵をバッタバッタと切り倒す、というわけにはいかないのだ。わたしはあきらめを苦く噛みしめる。もう彼女は自分で解決しなければならない。自分で乗り越えていくしかない。
朗読していただいたとき、たしかに私自身もこちらのことばにとても引き込まれました。
場面場面で自分と重なる人物像があり、ことばと同時に自分の姿がありました。
Megumiさんから
グループのみなさんへこんな光野さんのことばのご紹介
「目で見る文は頭に入り、耳で聴く文は心に入る」
続いて
フルートYukariさんとしておなじみの”Yukariさん”
読み手としてもご登場いただいてます”Shinoさん”の
ご友人へ贈られたことばを朗読してくださりました。
こちらの作品は
Shinoさんがご友人”ナミさん”へ、ナミさんの愛犬デイちゃんが旅立たれたとき
ナミさんを思うと自然とあふれてきたことばを書き綴られた作品だそうです。
↓
あさのように
〜every day〜 Shino
お留守番のとき、よく目を閉じてた。
そうするとね、
変わらない約束であることが感じられたから。
朝は、必ず帰ってくるの。
暑い季節にも、寒い季節にも。
それぞれの時間は違っても、
いつも必ず帰ってくるの。
だから、安心して待っていられる。
そう。
ナミは朝みたいなの。
その日の大切な用事済ませて…
色んな季節みたいに
その季節の朝みたいに
いつも必ず帰ってきてくれた。
ただいま〜って やさしい声で。
だから、安心して待っていられた。
ほんとはね、
お留守番が少しさみしくなることもあった。
窓の外が少し暗かったり
聞きなれない音が聞こえたり
好きなはずの静かな時間さえ
少しさみしくなることもあった。
でも、そんなときは
きまって目を閉じてみた。
朝がくるのを待つときのように。
目を閉じると感じられたの。
朝と同じように
きっと必ず帰ってきてくれることを。
だからね。
いま、ナミも感じてくれてると思う。
目に見えなくても大丈夫。
いつもそばにいるから。
そばにいるからね。
every day♡
↑
Megumiさん Yukariさん Shinoさん
ありがとうございました♡
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後日のご感想から
~こうして色々なことを思い出したり、感動したりできるのは、年を重ねて辛いことも楽しいことも色々経験してきたからなんだなぁ、
歳をとるのもわるくないなぁ、としみじみ思いました。
~どちらのお話も自分と重なる思いがあり、じわじわと心に響きました
等々・・・
来週は
読み手として初登場”Yuka”さんのお声♡をお届けさせていただきます。
名作中の名作と思っております絵本のおはなしをご用意くださってます♡
どうぞお楽しみに♪
それではみなさま
また来週・・・・