一日一文
8月24日
シモーヌ・ヴェイユ
根をもつこと、それはおそらく人間の魂のもっとも重要な欲求であると同時に、もっとも無視されている欲求である。また、もっとも定義のむずかしい欲求のひとつでもある。人間は、過去のある種の富や未来へのある種の予感を生き生きといだいて存在する集団に、自然なかたちで参与することで、根をもつ。
『根をもつこと』(上)冨原眞弓訳
ABOUT ME
一日一文
8月24日
シモーヌ・ヴェイユ
根をもつこと、それはおそらく人間の魂のもっとも重要な欲求であると同時に、もっとも無視されている欲求である。また、もっとも定義のむずかしい欲求のひとつでもある。人間は、過去のある種の富や未来へのある種の予感を生き生きといだいて存在する集団に、自然なかたちで参与することで、根をもつ。
『根をもつこと』(上)冨原眞弓訳