一日一文 365日

一日一文 22.志樹逸馬「島の四季 志樹逸馬詩集」より

曲った手で

曲った手で 水をすくう
こぼれても こぼれても
みたされる水の
はげしさに
いつも なみなみと
生命の水は手の中にある
指は曲っていても
天をさすには少しの不自由も感じない

p107

 

(大空を仰ぐとき)

大空を仰ぐとき
地にある万人の瞳を感じます

風のそよびにふれるとき
万人のささやきを聞きます

水をのむとき
万人と共に生きていることを
味わいます

P102~


ABOUT ME
Gaju。 管理人
Gaju。管理人suzukiです。 管理運営担当しております。 愛猫たち(東風Cochiと南風Kaji)のときの過ごし方から 日々学ぶ今日この頃です・・・。