ー だれひとりそばに・・・ ー
だれひとりそばに残ってくれず、にがい心の
やり場もない時の女の友、薔薇よ、
そのひとがいるだけで、あたりの空気に
しみじみとした愛撫が感じられるなぐさめ手。
ひとが生きる望みをすて、過去にあったもの、
未来にくるかもしれないものを否定するとき、
わたしたちのかたわらにあって、妖精のいとなみを
根気よく続けるこの友のことを、ひとよ、忘れてはいないだろうか。
(フランス語の詩)よりp279
高安国世訳
ABOUT ME
ー だれひとりそばに・・・ ー
だれひとりそばに残ってくれず、にがい心の
やり場もない時の女の友、薔薇よ、
そのひとがいるだけで、あたりの空気に
しみじみとした愛撫が感じられるなぐさめ手。
ひとが生きる望みをすて、過去にあったもの、
未来にくるかもしれないものを否定するとき、
わたしたちのかたわらにあって、妖精のいとなみを
根気よく続けるこの友のことを、ひとよ、忘れてはいないだろうか。
(フランス語の詩)よりp279
高安国世訳