海〜ocean light〜
⼼はそっと、ここに在るわ
私がここにいるかぎり
その輝きに⼼奪われることも
悲しみをもらうこともあるわ
清くあるものなのだとしたら
なんて遠い時間なのだろう
夢のような⼀瞬だって
今は波間の中
永遠に寄り添うものだから
共に⽣きていかなければならない
波に還すものは
悲しみだけで構わない
朝の⽬覚めも、⼣陽のさよならも
光に彩られている
夜をむかえてもまだ
篝⽕のように揺らめいている
焔はどこで燃え尽きるのだろう
誰をどこへ導いたのだろう
星の輝きに還るために
煙を空に伸ばして潰える
私達はどこで終わるのだろう
地平線の先に⾒つかるのだろうか
留まる者も、消える者も
皆いつかは此処にいた
永遠に寄り添うものだから
共に⽣きていかなければならない
波に還すものは
悲しみだけで構わない
輝きに満ちた海だから
惹かれ、いつまでも⾒つめていたい
夜の闇と共に
波の⾳に抱かれて眠りたい
留まる者も、消える者も
皆いつかは此処にいた
3.11の大震災を受けて書いたものです。
私は海無し県の長野生まれなので海に憧れがあって好きなのですが、
こんなに綺麗な海でも、大震災の被災者の方の中には海を嫌いになった人も
きっといるんだろうなと思うと複雑だな・・・という心境から書きました。
ABOUT ME