一日一文 365日

一日一文 1.東山魁夷「風景との対話」より

私は生かされている。
野の草と同じである。
路傍の小石とも同じである。
生かされているという宿命の中で、
せいいっぱい生きたいと思っている。
せいいっぱい生きるなどということは難かしいことだが、
生かされているという認識によって、
いくらか救われる。
_第一章「風景開眼」p9~_

私は、いま、波の音を聴いている。
それは永劫の響きといってよいものである。
波を動かしているものは何であろうか。
私もまた、その力によって動かされているものに過ぎない。
その力を何と呼ぶべきか私にはわからないがーー
_第二十三章「永遠の海」p298~_

 


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Gaju。 管理人
Gaju。管理人suzukiです。 管理運営担当しております。 愛猫たち(東風Cochiと南風Kaji)のときの過ごし方から 日々学ぶ今日この頃です・・・。