大海の一滴の水は、自ら意識することはありませんが、母体の広大さに参与しているのです。ところが一滴の水が、大海を離れて存在を主張しはじめると、たちまちにして蒸発してしまいます。地上の生命は泡沫にすぎないと言ったとしても、それはけっして誇張ではありません。
奉仕の生活は謙虚な生活になるはずです。他人のために自らの生命を犠牲に捧げようとする人には、自分のために陽当たりのよい場所を確保する暇などほとんどありません。
ー 十二 謙虚 - p82
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大海の一滴の水は、自ら意識することはありませんが、母体の広大さに参与しているのです。ところが一滴の水が、大海を離れて存在を主張しはじめると、たちまちにして蒸発してしまいます。地上の生命は泡沫にすぎないと言ったとしても、それはけっして誇張ではありません。
奉仕の生活は謙虚な生活になるはずです。他人のために自らの生命を犠牲に捧げようとする人には、自分のために陽当たりのよい場所を確保する暇などほとんどありません。
ー 十二 謙虚 - p82